~ サイレントナイト・フェアリーナイト ~


ここは町外れのレストラン。
今宵も美食家のこの男が店主のお店では晩餐会が開かれるようです。
この時期の晩餐会はクリスマスでしか出せない素敵なお料理を出そうと店主は大張り切り。

男は大きな袋を持ってどこかに出かけました。
男が来たのはクリスマスツリーが描かれた扉、その扉を開けると真っ白な銀世界。
そこでは妖精たちがクリスマスのプレゼントを大急ぎで作っています。
そんな妖精たちはあまりの忙しさにお腹を空かせておりました。

するとどこからか甘い匂いが。
何人かの妖精はその甘い匂いに誘われて森の方へ。
そこには甘くて美味しそうなお菓子がたくさんありました、お腹を空かせた妖精たちは大喜びでお菓子を頬張ります。

すると木陰から現れた男がお菓子に夢中になっている妖精たちを後ろから捕まえました。
袋の中でバタバタ動く妖精たちを担ぎ、自分の店へと男は向かいました。

店に着くと男は妖精たちを檻の中に閉じ込め、
よく切れそうな包丁やミンチにするための道具のお手入れを始めます。
妖精たちのわめき声と男の笑い声、調理の音が鳴り響くキッチン。

妖精たちの悲鳴がなりやむと、食欲をそそる良い香りがお店全体に広がります。
今回のフルコースもきっとご満足していただけると男はとっても嬉しそうです。

さて晩餐会が開かれました。
クリスマスで飾り付けされた素敵な店内に、美味しそうなクリスマスディナー。
来店したお客様は大喜び、柔らかく美味しいお肉や可愛らしいデザートに大満足です。

ここはとある美食家のレストラン。
世にも珍しい食材を使った料理を食べられる唯一のお店。
是非またお近くまでお越しの際はお立ち寄りくださいませ。
嗚呼、語り手の私も食べてみたくなりました、皆さん妖精たちのお味はいかがでしたか?


『イベント演出・構成』
Yuki & Uri
『イベント総合演出・絵』
Takuya
『宣伝ムービー・サイト制作』
Shogo
『料理長』
F umihisa
『イベント総合責任者』
M ayumi
『スペシャルサンクス』
Tsubasa& Miki & Sachie & Eri